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独自電子マネー、全店で、オークワ、交通系も利用可に。

2016.02.22

 オークワは独自の電子マネーを導入する。まず和歌山市内の店舗に先行導入し、5月下旬から順次、全店に広げる。「イコカ」や「ピタパ」など交通系や「楽天Edy」といった他社の電子マネーも使えるようにする。精算時に小銭を出す煩わしさなどを省き、来店客の利便性を高める。
 既存のポイントカード「オーカード」に電子マネー決済機能を付けたカードを発行する。前払い式でレジでチャージできる。チャージの上限は5万円。既存のポイントカードは200円(税別)ごとの買い物で1ポイントたまるが、電子マネーを利用すると、さらに250円(税込み)ごとに1ポイントを加算する。1ポイントを1円分として現金との交換や支払いができる。
 今月17日に「メッサガーデンパーク和歌山店」(和歌山市)に先行導入したほか、同24日に「パレマルシェ名鉄岐阜店」(岐阜市)、3月2日には「オークワ和泉小田店」(大阪府和泉市)に導入する。
 電子マネーはまず交通系カードなどが普及し、セブン&アイ・ホールディングスの「ナナコ」など流通系が追随した。
 
 
 日経MJ(流通新聞),2016/02/22,ページ:6