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CCC、Tポイント販促へ新会社、ウエルシアやオートバックスと。

2016.11.01

 カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は共通ポイント「Tポイント」の加盟企業と相次ぎマーケティング会社を設立する。イオン系のドラッグストア大手、ウエルシアホールディングス(HD)と11月1日に共同出資会社を設立。カー用品最大手のオートバックスセブンとは2017年1月をメドに設立すると10月31日発表した。
 CCCは従来ポイントサービスの提供にとどまることが多かった。共同出資会社を通じて商品開発やマーケティング支援にまで踏み込むことで、Tポイントをより活用してもらう狙いがある。
 ウエルシアHDとは11月1日付で「ウエルシアリテールソリューション」(東京・千代田)を設立する。資本金は1000万円で、ウエルシアHDが66%、CCC傘下のCCCマーケティング(東京・渋谷)が34%を出資。社長には子会社のウエルシア薬局取締役の小関聡氏が就くほか、CCCからデータ分析の専門家が出向する。
 新会社はウエルシアでのTポイントの利用実績などを基に、商品の入れ替えや最適な陳列法などをウエルシアの各店に提案。医療品や日用品メーカーに商品開発分野で役立ててもらうほか、実績を生かしてウエルシアが提携する小売業へ店頭販促法などの助言をしていく考えだ。
 オートバックスとは17年1月に共同出資会社を設立。店舗設計やマーケティング手法などで協業する。オートバックスはグループのみで使える独自ポイントを廃し、来春に共通ポイントのTポイントに統一する。
 
 日本経済新聞 朝刊,2016/11/01,ページ:13