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東邦銀がマネーフォワードに追加出資、若い顧客開拓。

2016.10.13

 東邦銀行は5日、家計管理アプリ(応用ソフト)のマネーフォワード(東京・港)が実施する第三者割当増資の引受先の1社として同社に追加出資したと発表した。出資額は開示していない。金融とIT(情報技術)を融合したフィンテックの分野で新しいサービスを共同開発し、スマートフォンを使いこなす若い顧客を開拓する。
 東邦銀は2015年10月に同社と資本業務提携し、第三者割当増資の引受先として出資した。16年6月から、東邦銀の顧客向けに同社が開発した自動家計簿・資産管理サービス「マネーフォワード for 東邦銀行」の提供を始めている。
 同サービスは、スマホに専用アプリを導入すると、銀行の入出金やクレジットカードの利用履歴などから家計簿を自動的に作成する。銀行、クレジットカード、電子マネー、ポイントサービスなど2580社以上に対応しており、利用者は日々の入出金や資産状況を手軽に把握できる。
 マネーフォワードは、今回の第三者割当増資と借り入れで総額約11億円を調達した。
 
 日本経済新聞 地方経済面 東北,2016/10/06,ページ:2