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電力料金で朝夕・夜間安く-北海道電力、メニューとサービス拡充

2016.05.09

 【札幌】北海道電力は電力料金メニューとサービスを拡充する。新たな電力料金プラン「eタイム3(Mプラン)」の受け付けを始めた。7月から提供を開始する。6月からは会員制ウェブサービス「ほくでんエネモール」を開設する。電力小売り全面自由化で高まる顧客ニーズに対応し、差別化に取り組む。
 新メニューは主に集合住宅で、エアコンやヒートポンプ式給湯機などの省エネ機器を頻繁に使う家庭を想定。朝夕や夜間の料金が安いプランを設定した。契約容量8キロボルトアンぺアで年間7752キロワット時使用する家庭の場合、従来の契約に比べて5377円安い年間で20万6158円(消費税込み)になるという。約2万3000件が対象。
 ほくでんエネモールは暮らしに役立つ情報やポイントサービスなどを提供する。「食べるぽ」で北海道特産の食材を紹介。ポイント会員に登録するとサイトの利用に応じて「エネモポイント」がたまる。ポイントは道産品との交換やツルハドラッグといった提携企業へのポイント移行などに使うことができる。毎月の電気使用量や料金なども確認できる。
 
 
 日刊工業新聞,2016/05/09,ページ:14