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カジュアル衣料のコックス、店と通販ポイント共通化、全5業態316店対象、相互送客を促す。

2014.02.18

 イオン系カジュアル衣料専門店のコックスは実店舗とインターネット通販の相互送客を本格化する。3月20日に店・ネット通販共通の新ポイント制度を導入。販路に関係なく買い物時にポイントをためたり使ったりできるようにする。従来は対象を主力業態の「ikka(イッカ)」とネット通販に限り、それぞれの販路で別々に顧客を管理する体系にしていた。利便性を高め、新規客の開拓と既存客の囲い込みにつなげる。
 新制度は「COX MEMBERS CLUB」。家族客を対象とするイッカのほか、50代向け紳士服・雑貨の「GRAND PHASE(グランフェイズ)」、フランス風婦人服・雑貨の「LBC group(エルビーシーグループ)」なども含む全5業態・316店と通販サイトの「CIQUETO(チキュート)」に導入する。
 現在は年に1回以上買い物するポイント会員はイッカ業態で約70万人いる。新制度では現行会員からの切り替えも含め、初年度に120万人の会員を確保する。
 現在はイッカでためたポイントはイッカの店、チキュートでためたポイントはチキュートでしか使えない。顧客情報も別々に管理し、「購買動向を商品開発や販促に利用できていない」(事業サポート部)という。
 新制度では各ブランドの購買動向をマーケティングに生かす。現行制度では顧客は住んでいるエリアとメールアドレスしか登録する必要がなかったが、新制度では住所や性別、年齢、氏名も含めて消費者の購買動向を一括管理。最寄りの店で実施している販促イベントやお薦め商品などを定期的に紹介する。
 ポイント付与率は現行制度を継承。1千円の買い物ごとに20ポイント(1ポイント=1円)が付き、500ポイント単位で買い物時に利用できるようにする。ポイントカードと連動する携帯電話用アプリも導入。買い物時にカードを持っていなくてもポイントがたまる仕組みにする。購買履歴をもとに顧客がよく利用する店を割り出し、販促情報を受け取れるようにもする。
 同社の既存店は2013年3月から14年1月までの11カ月の間に前年同月比で増収の月が2回しかなかった。ネットから実店舗に顧客を誘導するO2O(オンライン・ツー・オフライン)を通じて既存店を底上げし、ネットを通じた売上高の拡大にもつなげる。
 衣料品専門店では婦人服のクロスカンパニー(岡山市)が店とネットのポイントを18日に共通化。カジュアル衣料のライトオンも店とネットのポイント会員を一元管理する仕組みを4月に導入する予定だ。
 
 
  日経MJ(流通新聞),2014/02/17,9面

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