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ロイヤリティマーケ、独自バッジ配信、企業販促お助け、利用広め、提携先開拓。

2013.11.19

 共通ポイント「Ponta(ポンタ)」を運営するロイヤリティマーケティング(東京・渋谷)が、新たなサービスを展開している。8月にポンタと連動したスマートフォン(スマホ)アプリ「ポンタイム」を開発。買い物をしなくてもアプリ上の遊びを通じて葉っぱやバッジを付与し、一定数集まるとポイントに変えるものだ。11日からは提携企業が販促に活用できるよう、オリジナルバッジの配信も始めた。ポンタと接する機会を増やすことで、さらなる利用の拡大を目指す。

 「デザインもかわいいし、集めるのが楽しそう」。東京・新宿駅近くで名古屋行きの高速バスに乗り込む20代の女子大生は、アプリ「ポンタイム」で集めるバッジに興味を示した。高速バス大手のウィラーアライアンス(東京・港)のオリジナルバッジだ。  ウィラーは11日から、期間限定で独自のバッジを配信している。絵柄には「ポンタ」のキャラクターであるたぬきの「ポンタ」を採用。ウィラーのバッジであることがイメージしやすいよう、ポンタがバスでくつろいだり、バスに乗り込んだりするデザインにした。バッジを9つすべて集めると「ポンタ」のポイントになる。

 一つ一つのバッジは自社のキャンペーンやクーポンのページにリンクしており、バッジを受け取った人がウィラーに興味を持ちやすい仕掛けにしているのが特徴。通常はアドレスなどの情報を打ち込むのが面倒で敬遠されるメールマガジンへの登録も、バッジを活用することで登録率の向上が期待できる。ゲーム感覚で楽しみながらバッジを集める過程で、企業側の情報を「押し付けがましくない形で利用者に認知させることができる」(同社)わけだ。

 ロイヤリティ社は8月に「ポンタイム」の配信を始めた。ポンタのポイントを記録するだけでなく、毎日起動するたびに葉っぱのデザインをした「ハッパー」を付与したり、月刊誌に掲載したボーナスコードを入力することでバッジを付与したりしている。ハッパーやバッジは一定数集めるとポンタのポイントになる。これまで利用者は買い物を通じてポイントを得てきたが、「ポンタイム」では買い物しなくてもポイントが獲得できるわけだ。  さらにウィラーのように企業がオリジナルバッジを配信する際は、バッジにキャンペーン情報などをリンクさせることができる。同社の利用者は半数が20代で、6割が女性。「20代後半の女性が多く利用しているポンタイムでサービスを告知するのが効果的」(ウィラー)と判断した。

 ロイヤリティ社は現在、70社の企業と提携して「ポンタ」のサービスを展開している。提携企業は各店にカード読み取り端末を導入する必要があるため比較的企業規模の大きい企業が中心だ。ところがポンタイムはポンタサービスに提携していない企業も参加でき、店舗端末も不要。今後は、中小企業にも提携先を広げる考えだ。


  日経MJ(流通新聞),2013/11/15,9面

担当者のコメント


 ゲーミフィケーションの典型事例として当面話題を提供してくれそうな共通ポイント「Ponta」との連動アプリ「ポンタイム」である。
 ユニークなキャラクターを持つ「Ponta」だが、いま一つ戦略的に用いられているケースがなかったが、このような最新スキームでのトレンド事例として展開されようとは想像しなかった。
 スタンプならぬ「バッジ」や「葉っぱ」の設定とデザイン性溢れたアプリ画面で、ポンタのキャラクターの強みが最大限に発揮される。
 これを単なるユーザーインセンティブとしてではなく、企業ビジネスモデルとして展開止しようとしている点が何より注目点であろう。

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