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住宅の新・増改築 県産材利用にポイント -福島県、農林水産物と交換-

2013.07.15

【福島】福島県は、住宅を新築や増改築する際に県産木材を一定量使えば、20万円相当(被災者が施主の場合は30万円相当)の農林水産物と交換できるポイントを付与する事業を始める。県産材の利用促進や住宅産業の活性化が狙い。
事業名は「森と住まいのエコポイント事業」。対象になるのは県内で4月以降に着工した居住用の住宅で、施工業者の主たる営業所も県内にあることが必要。ポイントを受け取るのに必要な県産材の使用量は延べ床面積によって異なり、95平方メートル以上110平方メートル未満の住宅なら6立方メートル以上を主要構造材や間柱に使えばよいという。
交換できる商品は魚介類や牛肉、果物、木製家具など。国が実施している「木材利用ポイント事業」の交換商品も対象にする方向で調整する。
ポイントの発行申請は8月1日から受け付け、予算を使い切った時点で終了する。制度の詳細は福島県建築総室のホームページに掲載している。

(参照元:2013年7月15日 日経MJ(流通新聞) 4面)

担当者のコメント

国が勧めている「木材利用ポイント」に引き続き、福島県が「森と住まいのエコポイント」ということで同様の発想のエコポイント開始した。還元は、やはり魚介類や牛肉、果物、木製家具など農林水産物である。
需要を上げるために「税率を下げる」という金銭・金利至上主義でない、生活者の「期待値」に沿った手法=政策がポイントプログラムだと言えよう。